こんなお悩みありませんか?
- ▪ ものを見るときにぼやけたり、二重に見えたりする
- ▪ 目が疲れやすく、頭痛や肩こりがある
- ▪ ものを見るときピントを合わせようと目を細めてしまうことが多い
- ▪ 夕方や夜に特に疲れ目を感じる
- ▪ 夜景や信号、電光掲示板などがにじんで見える

乱視セルフチェック

少し離れた距離で片目ずつ放射線状の画像を見てください。
線の濃さや太さに違いを感じたら乱視の可能性があります。
※あくまで目安となり、乱視の有無を確定できるものではありません。
[例] 乱視の人の見え方

乱視とは
乱視とは本来円形であるべき角膜が楕円形にゆがむことによってピントが合わず、二重に見えたりぼやけたりする症状のことです。
乱視の見え方


乱視は、ほとんどの人が持っており、まったく乱視のない人のほうがめずらしいと言われています。
乱視の有無ではなく、“乱視の強さの程度“を知ることが重要となります。
強い乱視があると視力低下や眼精疲労、頭痛や肩こりの原因にもつながるので、早めの対処が必要です。
乱視には2種類ある
乱視には「正乱視」と「不正乱視」の2種類があります。
正乱視は角膜が楕円形にゆがむことで、目に入ってくる光がそれぞれ違った角度で屈折しピントがずれている状態を表します。(水晶体のゆがみが原因の場合もあります)
一方、不正乱視は角膜の表面が凸凹になっていたり不規則にゆがんでいたりすることでピントが合わない状態を表します。
ハードコンタクトレンズで矯正することもありますが、メガネやソフトコンタクトレンズでは矯正ができません。
乱視は暗い場所で見えにくくなる
乱視は、夜などの暗いシーンだと特に見えづらくなります。

目はものを見るとき、瞳孔を大きくしたり小さくしたりすることで光の入る量を調節しています。
明るい場所では瞳孔は小さくなります。すると目に入る光の幅が狭くなるので水晶体を通るとき屈折が少なく、見やすいと感じます。
反対に暗い場所では瞳孔が大きくなります。
目に入る光の幅が広がるのでピントを1点に合わせることが難しく、ブレやにじみが起きやすくなります。
見えにくいときに目を細めることがありますが、これは瞳孔を小さくしているのと同じ原理です。
乱視用コンタクトレンズの特徴
乱視用コンタクトレンズは、トーリックコンタクトレンズとも呼ばれています。矯正の仕組みは、乱視の原因である角膜のゆがみに対し、反対方向のゆがみを持つレンズを装用することで相殺させピントを合わせています。 レンズが回転してしまうとこの歪みを矯正する角度がずれてしまうので、乱視用コンタクトレンズにはこれを抑制する特殊なデザインが施されています。

乱視用コンタクトレンズの度数はS・CYL・AXISの3つで構成されており、角膜の最も歪みが強い部分と最も歪みが緩やかな部分とその角度を数値化して表しています。
S / Spherical:近視(遠視)度数
球面度数とも呼ぶ。DやPで表されることもある。
CYL / Cylinder:乱視度数
円柱度数とも呼ぶ。
SもCYLも数値が大きいほど強い矯正ができる。
AX / AXIS:乱視軸
乱視を表す角度のこと。0~180度で表記する。
乱視用コンタクトレンズの注意点
- ▪ 特殊なレンズのため、価格が通常のコンタクトレンズよりも高い
- ▪ レンズデザインが異なり、一部厚みがあるため、慣れるまで時間がかかる方も(※使用感には個人差があります)
- ▪ 在庫を持っていない店舗が多く、注文から時間がかかる場合が多い
初めてトーリックレンズを購入する際は、
眼科医と相談してからにしましょう。