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サンドイッチ製法おすすめカラコン特集♡ 違いで納得!瞳に優しい選び方

カラコンを探していると、「サンドイッチ製法」という言葉を見かけることがあります。なんとなく安全そうなイメージがあるけれど、実際にどのような製法なのかわからずに選んでいるという方も多いでしょう。
そこでこの記事では、カラコンのサンドイッチ製法について詳しく解説します。おすすめのサンドイッチ製法のカラコン商品もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
カラコンの「サンドイッチ製法」とは?
カラコンの「サンドイッチ製法」とは着色方法の一種で、2枚のレンズの間に色素を挟むという製法です。名前の通り、パンに具材を挟み込むサンドイッチを想像していただければわかりやすいでしょう。
カラコンのサンドイッチ製法は、安全性が高いとされている点とレンズの厚みが出やすい点が特徴です。
安全性が高いと言われている
サンドイッチ製法のカラコンは、着色剤が目に直接触れないため、安全性が高いとされています。
カラコンの着色剤はチタンや鉄などの金属を含んでいる場合が多く、色落ちすると角膜に悪影響を及ぼすおそれがあります。レンズの表面に直接着色する「プリント製法」などに比べると、色素をレンズ内に閉じ込めているサンドイッチ製法は安全性が高いと言えるでしょう。
レンズの厚みが出やすい
サンドイッチ製法は2枚のレンズを使っているため、厚みが出やすいのが特徴です。人によっては装用した際にごろごろ感があったり、目の乾燥を感じたりするかもしれません。
一方、薄いレンズに比べると取り扱いやすいというメリットもあります。厚みがある分レンズの形が崩れにくいため、コンタクトレンズに慣れていない方でも装用しやすいでしょう。
カラコンは「サンドイッチ製法」以外に
どんな着色方法があるの?
カラコンはサンドイッチ製法のほか、「ラップイン製法」や「プリント製法」と呼ばれる着色方法があります。
色素を浸透させる「ラップイン製法」
カラコンのラップイン製法とは、色素をレンズ素材でコーティングし、その上にさらにレンズ素材を重ねて色素をレンズ内部に閉じ込める着色方法です。
2枚のレンズを使うサンドイッチ製法に比べるとレンズが薄くなりやすいため、つけ心地に優れていると言われています。ただし、レンズ表面と色素の距離が不安定なので、着色部分が目に触れるリスクはサンドイッチ製法よりも高いとされています。
色素をプリントする「プリント製法」
カラコンのプリント製法とは、色素をレンズ素材でコーティングした後にレンズ表面に直接プリントする着色方法です。サンドイッチ製法やラップイン製法に比べ、色素が目に触れてしまう危険性が高いです。
瞳の健康を守るためにも、プリント製法のカラコンは避けた方が良いでしょう。
カラコンの着色方法のメリット・デメリットまとめ
カラコンのサンドイッチ製法・ラップイン製法・プリント製法についてご紹介しました。
それぞれの着色方法のメリット・デメリットをまとめると、以下の表のようになります。
着色方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
サンドイッチ製法 |
・色素が目に直接触れず、安全性が高いとされている ・厚いレンズで取り扱いやすい |
・厚いレンズで、ごろごろ感や目の乾燥につながることがある |
ラップイン製法 | ・薄いレンズで装用感に優れている | ・サンドイッチ製法に比べ、色素が目に触れるリスクが高い |
プリント製法 |
・薄いレンズで着け心地が良く、発色が良い ・多様なデザイン性がある |
・色素が目に触れるリスクが高い |
サンドイッチ製法かどうかチェックしよう!カラコンの着色方法の見分け方
サンドイッチ製法についてご紹介しましたが、気になるのは着色方法の見分け方です。
カラコンがサンドイッチ製法かどうか見分けるには、パッケージやブランド公式サイトを確認するのがおすすめです。商品によっては、サンドイッチ製法でつくられたカラコンだと明記しています。
ただし、着色方法の見分け方として自分で行える方法はありません。また、全ての商品やブランドが着色方法を記載しているわけではないのでご注意ください。
【おすすめ】サンドイッチ製法のカラコン商品一覧
次に、実際に販売されているサンドイッチ製法のカラコンをご紹介します。
おすすめの商品一覧は以下の通りです。
・Qieto1dayColorシリーズ
・ワンデーアキュビューディファインシリーズ
Qieto1dayColorシリーズ
サンドイッチ製法のカラコンでおすすめなのは、「Qieto1dayColorシリーズ」です。ブランドはQietoで、3色展開されているカラーはどれも瞳をナチュラルに盛ってくれます。
また、2種類のうるおい成分が配合されていたり、レンズ素材が柔らかかったりという工夫がされていて、つけ心地に優れています。UVカット効果もあり、紫外線による瞳への負担を軽減したい方におすすめです。
ワンデーアキュビューディファインシリーズ
サンドイッチ製法でおすすめの商品2点目は、「ワンデーアキュビューディファインシリーズ」です。ブランドはジョンソンエンドジョンソンで、豊富なカラーが特徴です。職場や学校でナチュラルに盛りたい方も瞳の印象をしっかり変えたい方も、自分にぴったりのデザインが見つかりやすいでしょう。
また、独自の技術によってレンズ素材に閉じ込められた保湿成分が水分をキープするため、快適なつけ心地を夜までサポートします。
安全性の高いカラコンを使うには?
製法以外のポイント
カラコンを使う際に、本当に安全かどうか不安を感じる方もいるかもしれません。
カラコンを安心して装用するために、製法以外でチェックしてほしいポイントについて解説していきます。
「高度管理医療機器承認番号」の記載をチェックする
「高度管理医療機器承認番号」とは、日本の安全基準をクリアしていることを示す番号です。番号が載っている商品は国の承認を得て販売しているということなので、安全性は高いと言えます。
高度管理医療機器承認番号はカラコンのパッケージに記載されているため、購入前にチェックしてみてください。レンズモードでは各商品ページに番号を記載しています。
自分に合ったレンズデータかどうかチェックする
カラコンを安全に使うには、自分に合った商品を使うことが大切です。度数はもちろん、BC(ベースカーブ)やDIA(レンズ直径)などのレンズデータが合わなければ、目に負担をかけてしまうリスクが高いです。
商品の購入前に、正しいレンズデータを選べているかどうかチェックしてください。レンズデータがわからない場合や初めてカラコンを装用する場合は、眼科を受診しましょう。視力や目の健康状態を調べた上で、適切なレンズデータを知ることができます。
レンズデータについては以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
レンズケアに不安があればワンデータイプを使う
カラコンを装用する頻度が高い場合は2weekタイプやマンスリータイプの方がお得に使いやすいですが、レンズケアが面倒だと感じる方も多いです。しかし、手間がかかるからといってレンズを洗浄しないままでいたり、正しい洗い方を守らないまま使っていたりすると、レンズに雑菌が繁殖して眼病などのトラブルを引き起こすおそれがあります。
レンズケアに不安がある場合は、ワンデータイプに切り替えるという方法もあります。使い終わったらそのまま捨てるだけで、手間なく清潔に使うことができます。また、カラコンの装用頻度が低い方はワンデータイプの方がコスパ良く装用できる可能性もあるので、ぜひ検討してみてください。
ワンデータイプと2weekタイプの違いについては、以下の記事でお伝えしています。ぜひチェックしてみてください。
安全性の高い通販サイトを利用する
通販を利用する場合は、サイトの安全性も確認しましょう。危険なサイトや偽物のサイトを使ってしまうと、粗悪品を届けられたり個人情報が悪用されたりするおそれがあります。
安全なコンタクトレンズ通販サイトは、サイト上に必要な事業者情報が記載されている、お問い合わせ用の窓口があるといった特徴があります。詳しくは、以下の記事を参考にしてみてください。
カラコンの製造方法とそれぞれの特徴
カラコンは着色方法のほか、製造方法にもいくつか種類があります。
キャストモールド製法・セミキャストモールド製法・スピンキャストモールド製法の特徴について確認していきましょう。
キャストモールド製法
カラコンのキャストモールド製法とは、レンズの形状をした鋳型にレンズ素材と色素を流し込み、上からプレスして固める製法です。ワンデータイプのカラコンでは主流の製造方法です。
薄くて装用感が軽く、大量生産しやすいため比較的安価なのがメリットです。
セミキャストモールド製法
カラコンのキャストモールド製法を改良した方法が、セミキャストモールド製法です。
キャストモールド製法はレンズ原料もカラコンの色素も同時に流し込みますが、セミキャストモールド製法ではまずレンズの外側に着色します。さらにポリマー素材で薄く覆うことで、カラコンをつくっています。
キャストモールド製法よりもレンズが薄くできる一方、耐久性は落ちるという面もあります。
スピンキャストモールド製法
カラコンのスピンキャストモールド製法とは、回転する鋳型にレンズ原料と色素を流し込み、遠心力を利用して均一なレンズの形にする製法です。
薄く滑らかなレンズにしやすいですが、精密なデザインや特殊なデザインのカラコンには向いていないケースもあります。
カラコンの製造方法のメリット・デメリットまとめ
カラコンのキャストモールド製法・セミキャストモールド製法・スピンキャストモールド製法をご紹介しました。
それぞれのメリット・デメリットをまとめると、以下の表のようになります。
製造方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
キャストモールド製法 |
・レンズが薄いため装用感も軽い ・大量生産しやすいため比較的安価 |
・耐久性が低く、擦ると色落ちする可能性がある ・レンズを引っ掻くと色素が目に溶け出して炎症を起こす危険性がある |
セミキャストモールド製法 | ・キャストモールド製法よりもレンズを薄くできる | ・キャストモールド製法よりもレンズの耐久性が落ちやすい |
スピンキャストモールド製法 | ・薄く滑らかなレンズにしやすい | ・精密なデザインや特殊なデザインのカラコンに向いていないケースがある |
まとめ
カラコンの着色方法の特徴や見分け方、おすすめ商品についてお伝えしました。
カラコンのサンドイッチ製法は色素が目に直接触れないため、安全性が高いと言われている着色方法です。また、安心してカラコンを使うためには最適なレンズデータの商品を選んだり、信頼できる通販サイトを利用したりすることもポイントです。
お伝えした内容やおすすめ商品一覧をもとに、自分に合った安全なカラコンを探してみてください。
よくある質問
Q.カラコンのサンドイッチ製法の特徴は?
A.カラコンのサンドイッチ製法は色素が目に直接触れないことから、安全性が高いとされているのが特徴です。ラップイン製法やプリント製法に比べると、色素の内包性に優れています。
また、レンズの厚みが出やすいため、薄いレンズに比べてごろごろ感が生じやすかったり、レンズを取り扱いやすかったりするのも特徴です。
Q.サンドイッチ製法のカラコンでおすすめの商品はありますか?
A.サンドイッチ製法のカラコンでおすすめなのは、「Qieto1dayColorシリーズ」と「ワンデーアキュビューディファインシリーズ」です。
Q.カラコンのキャストモールド製法は危険ですか?
A.カラコンのキャストモールド製法は、危険とは言えません。色素が1枚のレンズに閉じ込められるため、安全性は高いと考えられます。